IMFニュース・ブリーフス | ||
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フォックスコン組合幹部釈放後も圧力を! インドのチェンナイで投獄されていた12人のフォックスコン労働者と組合幹部が釈放されたあともなお、IMFはレイバースタートとともにタミル・ナードゥ州政府とフォックスコンに引き続き圧力をかけ、すべての刑事訴訟の取り下げ、解雇された労働者24人の復職、関連労組FITSの承認を要求している。 IMFはレイバースタートのキャンペーンを支援し、この事件とBYDエレクトロニクスで発生している別の同様の争議(会社側が大量解雇に訴え、組合の承認を拒否)に関して、インド政府当局に2回目の書簡を送るよう呼びかけている。 フォックスコンとBYDエレクトロニクスの労働者を支援してインド当局に抗議のメールを送るには、下記のレイバースタート・キャンペーン・ページまで: http://www.labourstart.org/cgi-bin/solidarityforever/show_campaign.cgi?c=814 フォックスコン労働者を支援して10月中旬に開始された前回のレイバースタート・キャンペーンとIMFによる行動要請の結果、現地のインド当局者とフォックスコン経営陣に抗議のメールや書簡が数千通送付され、同社と政府に圧力をかけた。 10月27日、労働者の権利の承認を求める圧力がさらに加えられた。チェンナイ高等裁判所がフォックスコン経営陣に、同社工場で、どちらの組合が労働者の過半数の支持を得ているか確認するための選挙が行われなかった理由を尋ねたのである。 フォックスコン関連労組FITSに所属する1,200人以上の常用労働者が組合承認を求めて闘ったが、会社側は同労組の承認を拒否し、対抗策としてFITSほど多くの労働者を代表していない別の組合FITMSと協約を結び、FITSの闘いを徐々に切り崩した。 高等裁判所は、組合選挙が実施されなかった理由を説明するために2週間の猶予を同社に与え、いかなる組合とも追加的な協約を締結しないよう経営側に命じた。裁判所は労働福祉省にも、チェンナイのフォックスコン・インド工場の状況に関する報告書の提出を指示した。 裁判所の裁定に先立って、10月26日と27日に307人の労働者と組合幹部に警告書が送達された。その内容は「労働者が3日以内に職場に復帰して自分たちの行動について説明しなければ停職処分にする」というものだった。FITSは、10月27日に労働委員事務所で開かれた経営側との会合で、これらの脅威の撤回を会社側に要求した。この会合で会社側は、労働者307人の停職を再検討することに同意したが、9月24日に実施された23人の組合幹部・組合員の停職や、その後さらに1人の組合員が停職処分となった件(合計停職者数は24人)の再検討は拒否した。 FITSは、フォックスコン経営陣が労働委員事務所に送付した古い書簡を偶然見つけ、高等裁判所に提訴した。この書簡で会社側は同事務所に対し、組合員の過半数の支持を得ている組合を決定するために工場での選挙を促進するよう求めていた。しかし、同事務所は何も手を打たなかった。 フォックスコンとBYDエレクトロニクスの労働者を支援してインド当局に抗議のメールを送るには、レイバースタート・キャンペーンまで。 [2010年11月2日――アニタ・ガードナー]
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