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VW世界従業員代表委員会が中国を歓迎

フォルクスワーゲン世界従業員代表委員会は、同社グループの労使関係憲章の実施について議論した。初めて、中国の工場から労使代表が出席した。

ドイツ： 10月27〜29日にドイツ・エムデン市でフォルクスワーゲン世界従業員代表委員会の年次会合が開かれ、150人が参加した。代議員は、この会合に初めて出席した中国の労使代表を暖かく歓迎した。

上海から参加した従業員代表委員会メンバーはプレゼンテーションの中で、労働者に新たな権利を与える最近の中国労働法改正について情報を提供した。中国では、VW労働者2万3,000人の約80％が組合に加入している。特に団体交渉と安全衛生問題をめぐって議論するために、従業員代表委員会が設置された。中国の労働力は今後数年間に倍増するだろう。

ユルキ・ライナIMF書記長とヘルムート・レンゼ自動車産業部会担当部長が、国際枠組み協約（IFA）と労働組合ネットワークに関するIMF活動について出席者に話をし、「フォルクスワーゲンは他の多国籍企業の基準であり見本だ」と述べた。

数人の講演者が、米国テネシー州チャタヌーガに建設中の工場で組合の存在を確保することの必要性を強調した。地元実業界と共和党の政治家は、来年生産を開始して最終的に2,000人を雇用する予定の同工場で、組合設立に激しく反対している。世界中のフォルクスワーゲン生産施設に労働組合がある。

VWがIMFと締結した国際枠組み協約は、組合の設立・加入と従業員代表に関する全従業員の基本的権利を認めている。この共同声明によると、同社、組合および従業員代表は、それぞれ建設的・協力的な紛争管理の精神で率直に協力する。

世界従業員代表委員会では、1年前に締結された労使関係憲章の実施をめぐり議論した。この憲章の目的は、世界的な労使関係基準を改善し、すべての事業所で労働者の情報・協議・参加権を保障することである。

フォルクスワーゲンは全世界で37万5,000人を雇用し、アウディやシュコダ、ポルシェ、セアト、スカニア、MAN、ベントリー、ランボルギーニといった他の有名ブランドを傘下に収めている。

［2010年11月1日――アニタ・ガードナー］