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ラテンアメリカ最大のインプラント・メーカーでスト

CNTM/FS傘下の大クリティバ金属労組によると、2015年までにインプラント義歯分野で世界トップ5入りを目指すネオデントのブラジル事業で、11月3日から労働者がストを実施している。

ブラジルネオデントでストが発生したのは、同社が2010年の賃上げ交渉に入ることを拒否したあとだった。組合によると、同社は労働者の動員を妨害しようとしている。11月9日、工場で勤務が始まる際、現場に15人の警察官が配置された。この闘いはIMF加盟組織CNTM/FS傘下の大クリティバ金属労組が主導している。

労働者は賃上げ以外に、ボーナス、市場価格並みの基本給、夜勤手当、利益分配への参加も要求している。

ネオデントはブラジル数州に支社があり、アメリカ、メキシコ、ポルトガル、アルゼンチン、モロッコなど数カ国に輸出しており、5大陸に駐在員が広く配置されている。2009年、同社の収入は約1億5,000万米ドルだった。

今年の売上高は約2億3,000万米ドルに達すると見られる。ネオデントの目標は、2015年までにインプラント製造分野で世界トップ5入りを果たし、世界市場の10%を供給することである。

[2010年11月10日――バルター・ビッテンコート]