同一賃金闘争を取り上げた映画『メイド・イン・ダゲナム』
今年公開された新作は、1968年に英国ダゲナムのフォード工場で繰り広げられた同一労働同一賃金闘争の一幕をよみがえらせている。この闘争では女性機械工がストに入り、工場の男性労働者と同じ賃金を要求した。この映画は実話に基づいている。
イギリス:
今年9月にイギリスで公開された『メイド・イン・ダゲナム』は、1968年に英国ダゲナムのフォード工場で繰り広げられた同一労働同一賃金闘争の、ほとんど知られていない一幕をよみがえらせている。この闘争では女性機械工がストに入り、工場の男性労働者と同じ賃金を要求した。
同じ実話を取り上げたドキュメンタリーが、2008年IMFジュネーブ短編労働映画祭で上映された。この『同一賃金物語:動乱の歴史の一こま(The Equal Pay Story:Scenes from a Turbulent History)』(TUC/ITUC、イギリス、2007年)は、初期の英国産業で女性労働者の同一賃金を求める長く厳しい闘いを歴史的に説明し、女性が――しばしば労働組合内外で反対に遭いながら――同一賃金を要求した様子を描いた作品だった。
これは組合問題を取り上げる映画が増えていることを示す好例である。IMFは毎年、組合や労働者、映画制作者にジュネーブ短編労働映画祭への出品を促している。
[2010年11月9日――チェリッセ・フレドリクス]
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