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ペルー南部のグルーポ・メヒコで死亡事故

トケパラの露天掘り鉱山で繰り返し落盤が起こっていた区域が崩落し、労働者1人が死亡した。IMFは責任者の公正な処罰を要求している。

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ペルー1月13日にグルーポ・メヒコ所有のトケパラ鉱山で事故が発生し、IMFに加盟する連合団体FENAMEPSICOPの傘下組合であるSUTOTAの組合員、アンドレス・ラリコ・ママニが死亡した。

この鉱山で働いているSUTOTA指導者のホルヘ・カンポス・アレナは次のように語った。「事故は第5掘削現場で起こった。アンドレス・ラリコが23番のコマツ930ダンプカーを積み込みのためにその水平坑道の端の近くに停めようとしたとき、ダンプの重みで地面が沈み、16水準か17水準ほど崩落した。それぞれの水準は高さ15〜17メートルなので、250メートル落下したことになる」

事故発生から1時間後に勤務に就いたカンポスは、組合指導者という立場で災害発生現場に連れていくよう要求したが、会社側に拒否された。引き続き強く要求したが、立ち入りを認められなかったという。組合側は、同僚の遺体の捜索に組合を参加させないという会社側の決定に遺憾を表明している。会社から組合に事故が報告されたのは、発生から18時間後のことだった。

その後SUTOTAは国会の労働委員会に要請書を提出し、事件の詳細な調査を要求した。「事故が発生したのは、繰り返し落盤が起こっていた区域が崩落したからだ。これは危険な状況の結果として事故が発生したと結論づけるに十分な理由であり、したがって、すべてサザン・ペルー・グルーポ・メヒコの責任だ」と同労組は述べた。

IMFとSUTOTAは、この死亡事故の責任者を法に基づいて裁くこと、グルーポ・メヒコが職場の安全を保証することを要請している。IMFは、またしても危険な労働条件のために労働者が命を落とし、組合が事故の調査への参加を認められていないことに遺憾を表明している。

犠牲者の遺体はまだ収容されていない。同労組は「同僚が鉱山に埋もれたままになっている状況を容認するつもりはない。会社が遺体を収容しようとしなければストに入る」と述べた。



[2011年1月17日――バレスカ・ソリス]