IMFニュース・ブリーフス

ゲルダウの労働者、引き続き工場閉鎖に抵抗

ドゥイタマのゲルダウ工場の労働者が、18カ月に及ぶ闘いを経て雇用を確保した。一方、カリではゲルダウ工場の操業を続けさせるための闘争が続いている。

コロンビア2011年2月15日にコロンビアのカリで、ゲルダウがエドワルド・ポルティージャの特別先任権を取り消そうとする裁判の初公判が開かれた。ポルティージャは、シデルパ工場の閉鎖に反対し、辞職も多額の退職手当の受け取りも拒否している2人の組合幹部のうちの1人である。ゲルダウは、勝訴すればポルティージャを解雇することができ、工場閉鎖の完了に一歩近づくことになる。

一方、ゲルダウはコロンビアのドゥイタマでも、18カ月以上前にドゥイタマ工場の閉鎖を発表したが、このたび同工場の操業再開を確認した。最初に閉鎖が発表されたとき、労働者たちは操業を維持するために工場を占拠した。IMF加盟組織UTRAMMICOLとゲルダウは、問題が解決するまで労働者が引き続き工場に出勤することに合意した。賃金は支給されるが、作業はいっさい実施されない。18カ月以上にわたって、労働者たちは工場に出勤し、食堂で座って待っていた。焦燥感と不安感でストレスが募り、すでに健康や家庭生活に影響が出るところまで来ていた。先週、ゲルダウは工場再開を発表した。詳細は未確認だが、労働者たちの闘いが実を結んだ結果である。

[2011年2月16日――アニタ・ガードナー]