IMFニュース・ブリーフス | |
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国際女性デー100周年 世界中の女性と組合が2011年の国際女性デー100周年を祝う中、IMFは、すべての労働組合機構で女性の参加と関与を促進するよう求めた。12月のIMF女性会議に向けて、今年の各IMF地域会合では半日間の会議を開き、女性を取り巻く問題について議論する。 IMFは国際女性デーを祝って、組合員から職場組合代表になったオーストラリア労組(AWU)の2人の女性活動家、ペタ・トムソンとステファニー・イースコットにインタビューした。女性の参加を奨励するという組合の決定を受けて、ペタとステファニーは今年2月に同労組の国内会議に出席し、他の女性と会談して女性が勝利を収めた事例を聞くことができた。 しかしペタもステファニーも、女性の地位向上と参加確保の狙いは女性問題に対処することだけではない、と感じている。「多くの女性が男性によって代表されているだけなので、私たち女性が男性を代表する自信を持つことが重要だ」とステファニーは語った。詳しくは下記サイトを参照: http://www.imfmetal.org/index.cfm?c=25879&l=2 その他の場所でも今日、国際労働組合総連合(ITUC)が国際女性デーにあたって新しい報告書を発表した。この報告書『経済的不安定を抱えて暮らす:不安定労働に就く女性」(http://www.ituc-csi.org/living-with-economic-insecurity.html)によると、経済危機は当初は男女に等しく損害をもたらしたが、今では職を失ったり、より不安定で臨時的かつインフォーマルな形態の労働に追い込まれたりしている女性が増えている。 ITUCは「人生の決断」キャンペーンを促進する新しいビデオも発表した。このキャンペーンは、すでに14カ国で何万人もの若年女性労働者を組織化している。 今日、世界中の組合が行事を開催している。例えばドイツでは、ドイツ労働組合総同盟(DGB)と傘下組合(IMF加盟組織IGメタルを含む)が、「よりよい明日の基礎づくりを今日から」の旗の下に結集している("Heute Fur morgen Zeichen setzen" http://www.dgb-frauen.de/aktuell/politik/100-jahre-internationaler-frauentag-kleine-geschichte/)。IGメタルの女性組合員は政治活動家や各種団体、他の組合と協力して、3月5日から一連の行事を開始した(http://www2.igmetall.de/homepages/emden/)。 国際女性デーは1900年代初頭から実施されている。1911年にコペンハーゲンで開かれた第2回働く女性の国際会議で合意された決定に従い、3月19日にオーストリア、デンマーク、ドイツ、スイスで初めて挙行された。この日の集会には100万人を超える男女が出席し、女性の労働権、参政権、訓練を受ける権利、公職に就く権利、差別をなくす権利を求めて運動した。 今では毎年3月8日に世界中で何千もの行事が開催され、女性を鼓舞して業績を祝っている。 [2011年3月8日――チェリッセ・フレドリクス]
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