IMFニュース・ブリーフス | |
---|---|
インド・グジャラート州のゼネラル・モーターズ労働者が闘争中 インド・グジャラート州ハロールのゼネラル・モーターズ・インディアで900人の労働者が過重労働に抗議し、2011年3月16日からストを実施している。過剰な仕事量が原因で、労働者の大多数が深刻な背痛や脊椎疾患に苦しんでいる。組合は国家人権委員会(NHRC)の介入を要求した。 インド全国労働組合会議(INTUC)に加盟する労働組合グジャラート・カムダール・マーンダルは3月7日、労働者の利益を代表して国家人権委員会(NHRC)に接触し、ゼネラル・モーターズにおける労働者の権利の侵害は人権侵害だと主張するとともに、同委員会が介入して労働者を救済するよう要求した。 同労組はNHRCへの訴状に、269人の労働者が健康上の問題を抱えているという診断書を同封した。組合側の主張によると、多くの労働者が会社の診療所から毎日コンビフラム(鎮痛剤)をもらいながら、日常的に過重労働に従事している。労働者は痛みを訴えると、デリーやグルガオン、チェンナイの販売事業に異動させられる。ここ15日間で4人の労働者が停職処分を受けた。 労働委員や関連政府当局に苦情を提起しても無視されるため、労働者は常に不安を感じながら働いている、と同労組は主張した。ゼネラル・モーターズで働く労働者1,800人のうち約900人が臨時労働者で、常用労働者と同様の仕事をしていながら賃金が少なく、これは1996年同一報酬法に違反している。この労働者たちは非人間的な扱いを受け、1日9時間以上働かされている。法の網をくぐるために、臨時労働者は6カ月ごとに契約を解除される。そして、その多くが新たな労働者として再び採用され、新しい準備基金番号を割り当てられる。 これを受けてNHRCは3月10日、グジャラート州パンチマハル県(ゴドラ)の地区行政長官に通知を出し、1週間以内に詳細な報告書を提出するよう命じた。提出しなければ強制手続きが取られる。 関連リンク: Human Rights Complaint by union against working conditions in General Motors India Halol plant, Gujarat. (pdf) National Human Rights Commission's order (pdf) [2011年3月25日――G・マニカンダン]
|