KMWU、韓進のストを支援して釜山で集会
韓国中から集まった数千人の労働者が韓進重工業影島造船所まで行進し、韓進の大量解雇に対して座り込み抗議を実施中の組合幹部とともに集会を開いた。この労働者170人の解雇は、2007年3月と2011年2月に締結された雇用保障協約に違反している。
韓国:
4月8日、韓国中から韓国金属労組(KMWU)組合員はじめ数千人の労働者が釜山に集まり、大量解雇に抗議するとともに労働組合労使関係法の包括的な改定を要求した。KMWUの韓進重工業支部は12月20日からストを実施し、会社側に以下のとおり要求している。
●刑事・民事訴訟の取り下げ
●大量解雇計画の撤回
●影島造船所の今後の確保
●ロックアウトの終了
●雇用保障協約と労働協約の実施
●争議の原因となった人員削減計画を考案した経営陣の交代
現在、4人の組合幹部に逮捕状が出ており、1人が投獄されている。そして会社側は、このストライキとロックアウトで53億ウォンの損害を被ったとして労働者を訴えており、労働者に圧力をかけてストをやめさせようとしている。韓国の刑法第314条では、企業は「営業妨害」を理由に組合や組合員を相手取って刑事訴訟を起こしたり、法外な訴訟を仕掛けたりすることができる。国際労働機関結社の自由委員会は韓国政府に対し、刑法第314条が条約第87号の侵害であることを認めて同条を削除するよう繰り返し要求している。
KMWUとIMFは世界中の組合に向けて、ストライキ中の労働者に連帯書簡を送るよう呼びかけている。その中には空中座り込み抗議を続けている3人の組合員、KMWU釜山・梁山地域支部長のムン・チョルサン、2011年2月14日から命と仕事を危険にさらして第17クレーン上で抗議の意思を表明しているKMWU韓進重工業支部長のチェ・ギルヨン、2011年1月6日から第85クレーンに登っている女性組合員キム・ジンスクも含まれている。
[2011年4月15日――チェリッセ・フレドリクス]
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