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イタリアの若者が不安定労働に反対

4月9日にイタリア全国で「今が大事、待っていては駄目」をスローガンに、若年労働者の不安定雇用増加に抗議する全国行動が実施された。

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イタリア4月9日に素晴らしい動員デーが実施され、イタリア全国で若者や学生、臨時労働者が「今が大事、待っていては駄目」をスローガンに結集した。多くの若年者は、自分たちが追い込まれている不安定労働、住宅事情、経済状況にうんざりしている。

仕事がなく、あっても賃金が少なく、ただ働き同然で評価の低い仕事を強制され、親のすねかじりと批判される世代が、変化を要求した。若者たちが要求しているのは、今とは違う国、誰もが就学や労働、投資の機会を与えられる国、研究に投資する国、能力や意欲を重視する国、失業者や求職者を経済的に支援する国、意欲的で斬新なアイデアに賭ける国、個人の能力開発の価値を信じる国、本当にヨーロッパの一部となっている国である。

イタリア全国だけでなく国外でも多くの行事が計画された。ローマでは共和国広場で主要行事が催され、ミラノのサン・ロレンツォとトリノのビットリオ広場で集会が開かれ、ナポリのマンシーニ広場とフィレンツェのサント・スピリト広場でパレードが行われた。

[2011年4月11日――チェリッセ・フレドリクス]