IMFラテンアメリカ地域会議
この会議ではジェンダー、労働組合ネットワーク、連帯、貿易・雇用・開発問題を取り上げ、新しい国際レベルの労働組合連合団体の使命や目標、機構にも焦点を当てた。
メキシコ:
5月2〜3日にメキシコシティーで、ラテンアメリカ・カリブ海の加盟組織を対象とするIMF地域会議が開催された。組合代議員は、IMF、ICEMおよびITGLWFを統合する新しい国際レベルの労働組合連合団体の創出が、労働組合主義を強化する機会となることについて議論した。
会議参加者は前日にメキシコでメーデー集会に参加し、IMF加盟組織メキシコ鉱山労組をはじめとする独立した民主的な組合を支援した。
この地域会議では新しい国際レベルの労働組合連合団体の創出について重要な討議が行われ、加盟組織は統合プロセスに関する意見や疑問を共有した。ユルキ・ライナIMF書記長が、使命や目標を仕上げるために実施済みあるいは実施予定の作業や決定、会合について最新情報を提供した。
この会議では、ジェンダー、労働組合ネットワーク、連帯、貿易・雇用・開発問題をめぐる討議も行われた。加盟組織は不安定雇用に焦点を当てて、全国・地域活動プログラムの実施状況を評価した。
女性に関する分科会が開かれ、労働組合機構への女性参加について討議するとともに、域内の加盟組織の状況を評価し、新しい国際労働組合連合団体の組織機構のあり方を議論した。
加盟組織は域内の個々の国や加盟組織に固有の問題を調べ、例えばパラグアイのACEPAR労働者の闘いや、コロンビアとメキシコにおける労働組合権の侵害を取り上げた。
ユルキ・ライナ書記長は会議の終わりに代議員に対し、労働組合主義の目標を促進するには社会的・政治的提携が重要であることを認識するよう求め、会議で行われた討議への貢献に感謝した。
[2011年5月5日――バレスカ・ソリス]
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