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チリのコデルコで労働協約

チリの国営鉱山会社コデルコでは今年3月から、いくつかの事業部と子会社の組合が労働協約をめぐって交渉してきた。

チリコデルコのエルテニエンテ事業部で5組合のうち3組合(いずれもIMF傘下の製銅労連(FTC)に加盟)が、同社と早期に合意に達した。この労働協約によって3,000人の労働者が利益を得る。労働者らは40カ月間で3.85%の賃上げ、1,230万ペソ(1万7,680ユーロ、2万5,324米ドル)のボーナス、300万ペソの任意ソフト・ローンを獲得し、9月18日のチリ独立記念日の賞与が10%増額される。

協約を締結したFTC加盟組織は、第5組合と第7組合、カレトン労組である。

2月末にはガビー鉱山で、鉱山労組がコデルコの採掘子会社と早期に合意に達した。主な成果は、給付の24%増額、補足的な休日ボーナス、組合員111人の賃金水準引き上げ、事務労働者の月給可変部分の100%支給であり、ACT(Asignacion de condicion de trabajo)の3%調整による基本給の7%の実質的増額、1,000万チリ・ペソの交渉終了ボーナスも盛り込まれている。

ガビー鉱山労組会長でFTC国際関係書記も努めるエミリオ・パエスは、「これらの条件は他の大手鉱山会社で取り決められたものと同様であるため、この協約は歴史的な業績であり、満足できる内容だ」と述べ、「今後数日間にエルテニエンテ事業部の他の組合も交渉する予定だ」と付け加えた。

詳しくは下記サイトを参照:
http://www.icem.org/en/78-ICEM-InBrief/4399-Early-Accord-Comes-to-One-of-Codelco-s-Copper-Mines-in-Chile

[2011年4月26日――バレスカ・ソリス]