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3GUFタスクフォース、新しいグローバル・ユニオンに向けて前進

IMF-ICEM-ITGLWF共同タスクフォースが、世界の産業労働者を統合する新しいグローバル・ユニオン・フェデレーションの財政基盤案に合意した。

ドイツIMF、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)、国際繊維被服皮革労連(ITGLWF)を代表する代議員37人が、5月5日にフランクフルトで会合を開いた。これはグローバル・ユニオン・フェデレーション3団体の意思決定機関が設置した共同タスクフォースの第4回会合だった。

タスクフォース・メンバーは、鉱業・製造業労働者の統合プロセスへの支持を確認した。このプロセスは多国籍企業への強力な対抗勢力を生み出し、労働組合権を擁護したり、サプライチェーン全体で未組織労働者を自立した強力な組合に組織化したりするうえで役立つだろう。関連組合は、質の高い産業雇用を支持すると同時に不安定な雇用形態に対抗して、効果的に闘いたいと考えている。

タスクフォースは、130カ国以上の産業労働者5,000万人を統合する新しいグローバル・ユニオン・フェデレーションの加盟費制度案に合意した。

新組織の規約草案についても進展があった。地域別・部門別活動の枠組みがほぼまとまった。意思決定機関の規模・役割や男女バランスについて、さらに議論する予定である。

タスクフォースの案は、5月25〜26日にジュネーブで開かれるIMF執行委員会と、5月25日のグローバル・ユニオン・フェデレーション3団体の合同執行委員会に提出される。

この統合プロセスについては、今年開かれるIMFの地域会議でも議論する。一連の協議で満足できる結果が得られれば、12月7〜8日のIMF中央委員会で2012年の臨時大会開催が決定されるだろう。ICEMとITGLWFの意思決定機関も同様の決定を下すと予想される。

[2011年5月6日――ユルキ・ライナ]