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金属労働者がアフリカで広報担当者ネットワークを構築

中部・南部アフリカのIMF加盟組合の代表が集まって広報担当者フォーラムを開き、どうすれば地域と各全国組合で広報活動を改善できるか議論した。

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ケニア5月10〜11日にケニアのナイロビでIMF中部・南部アフリカ地域広報担当者フォーラムが開かれ、各全国組合ならびに地域で広報を改善する方法について議論した。

このセミナーでは若い女性を中心とする参加者が、組合で広報活動を組織する方法について経験を共有し、現在この地域が抱えている課題を確認した。このフォーラムには、ガーナ、ケニア、南アフリカ、タンザニア、ジンバブエ、ザンビアの組合が出席した。

参加者は、地域の組合がさまざまな経路を利用してメッセージを伝え、組合員とやりとりしている状況に関する情報を交換した。電子メールやウェブサイトが主要なコミュニケーション経路となっている場合もあれば、固定電話や携帯電話、SMSメッセージが主な手段というケースもあった。しかし多くの参加者が、メッセージを受け取ったあとも組合員や活動家とさらに接触する必要があると述べた。一部の参加者が、「指導者や活動家、一般組合員は既存の通信機器を有効利用していない場合が多く、適切な訓練を実施する必要がある」という問題を指摘した。また、使用者が職場で携帯電話の使用を許可していないため、勤務時間中に活動家に連絡を取れないことがかなり頻繁にある。

ほとんどすべての労働組合が、機関誌やニュースレター、会報などの定期的な刊行物を幅広く利用し、組合員にパンフレットやリーフレットを配っている。多くの組合がウェブサイトを開設しているが、充実したサイトを維持する資源のないことが深刻な問題となっている。

指導部代表を含むフォーラム参加者は、地域広報担当者ネットワークの構築・開発に対する強い決意を表明した。フォーラム参加者から始めて徐々に対象を広げ、組合にとっての課題や適切な解決策を見つける方法について、情報を交換できるようにすることを目指す。アフリカのIMF地域事務所との協力を強化し、各組合が実施する活動に関して、同事務所に定期的かつタイムリーな最新情報を提供することにも合意した。

フォーラムでは、IMFの現行コミュニケーション・システムに関する情報も提供された。IMF地域事務所が地域出版物『Umoja』について発表し、参加者はその開発を支援することを約束した。

フォーラム初日の最後に、2010年ジュネーブ短編労働映画祭の出品作品を鑑賞した。映画を収録したDVDが訓練・教育資料として参加者に配られた。地域事務所は、メキシコの鉱山労働者を支援するIMFのグローバルな連帯行動のために作った独自のビデオ資料も公開した。

フォーラムのプログラムには、IMFウェブサイトの記事執筆に関する簡単な練習や、さまざまな通信資源の紹介が含まれていた。IMFとICEM、ITGLWFによる新しい国際労働組合の創出プロセスと関連コミュニケーション活動に関する最新情報も提供された。

[2011年5月11日――アレックス・イワーノウ]