IMFニュース・ブリーフス

新生グローバル・ユニオンが具体化

2011年5月25日にIMF、ICEMおよびITGLWFの合同執行委員会が開かれ、世界中の産業・製造労働者を統一する新しいグローバル・ユニオン・フェデレーション創出の原則が採択された。

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ジュネーブ5月25日にIMF、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)および国際繊維被服皮革労組同盟(ITGLWF)の合同執行委員会が開かれ、産業・製造労働者の新しいグローバル・ユニオン・フェデレーション創出に至るプロセスに関する一連の提案を検討・採択した。

合同会合の決定は、新組織の統治、加盟費、地域別・部門別機構、投票権の問題に焦点を合わせていた。新組織のアクションプランを立案するためにワーキンググループを設置することも決定された。

今年末に3GUFの意思決定機関に承認されれば、2012年6月18〜20日にコペンハーゲンで新しい国際労働組合の結成大会が開催される。

IMF、ICEMおよびITGLWFの会長全員が、労働者の諸権利を擁護できる強力なグローバル勢力として、産業・製造労働者を統一する新しい連合団体へのコミットメントを表明した。

会議前に、ITGLWF執行委員会でIGメタルのクラウス・プリーグニッツがITGLWF書記長に選ばれた。前任者のパトリック・イトチェルトは今年5月、欧州労働組合連合(ETUC)の書記次長に選出された。

IMF執行委員会も5月25日午前に開かれ、冒頭に西原浩一郎IMF-JC議長が3月11日の東日本大震災の被害状況について手短に報告した。西原議長は、地震発生に際してIMFと加盟組織が支援・連帯を寄せてくれたことにも謝意を表明した。

チュニジアFGME-UGTTのタハール・ベルベリ書記長が、同国で起こっている革命について報告し、「当組合は、国民の希望を導き、革命が国民生活の真の改善につながるよう確保するために役割を果たしている」と述べた。

IMF執行委員会には、2年間拘留されたのち2011年2月24日に釈放されたメキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)指導者のフアン・リナレスも出席した。IMF執行委員会は2011年5月26日もジュネーブで引き続き開催される。

[2011年5月26日――アニタ・ガードナー]