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グルジアで労働基準の調査を要求

ITUCとETUCは欧州委員会への合同書簡で、欧州連合がグルジアの反組合的な法律を調査するよう要求した。この調査はグルジアに与えられたEUの貿易特恵制度に基づいて実施すべきである。

EU/グルジア国際労働組合総連合(ITUC)と欧州労働組合連合(ETUC)はカレル・ドゥ・グヒュト欧州委員会委員に合同書簡を送り、「グルジアの労働法は、同国に特恵関税を認めているEUの一般関税特恵制度(GSP+)の要件を満たしていない。したがって調査を実施すべきだ」と述べた。

ITUCとETUCは書簡の中で、グルジアに中核的ILO条約に反する労働者差別慣行が存在することを示す具体的な実例を挙げ、組合結成に対する法的制限、団体交渉の実施を妨げる障害、組合・男女差別に対する保護の欠如、組合の自主性への干渉、ストの制限、児童労働の蔓延に特に言及している。

国際労働機関(ILO)から労働法の修正を繰り返し要求されていながら、グルジア政府は今までのところ従おうとしていない

「欧州連合はグルジアで続いている労働者の基本的権利の侵害を調査する必要がある。グルジア当局が国内法をILO基準に一致させない場合、EUはグルジアが現在享受している貿易特恵制度を撤回すべきだ」とシャラン・バロウITUC書記長は述べた。

バーナデット・セゴールETUC書記長は次のように述べた。「グルジアの雇用法は、EUから貿易特恵を得るために必要な基準をはるかに下回っている。この法律を修正する必要があり、さもなければ貿易特恵を撤回すべきだ」

書簡全文を読むには、「カレル・ドゥ・グヒュト氏への書簡――グルジアにおける中核的労働基準違反の調査」を参照。

関連リンク:
ITUC-ETUC letter to the member of the European Commission Karel De Gucht calling for an investigation of anti-union laws in Georgia


[2011年6月10日――イリヤ・マトベーエフ]