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キルギスタンで組合権攻撃 キルギスタンで3番目に大きい金鉱を採掘しているアルティンケン社の経営陣は組合設立に対抗し、新たに選出された会長を解雇するとともに、経営側が支配する別組織を設立した。IMFはアルティンケンの常勤取締役とキルギス当局に抗議書簡を送った。 キルギスタン: 6月14日、アルティンケン社で組合が設立され、その日に組合委員会の選挙を実施、トゥラトカン・アリクバエフが会長に選出された。この組合は6月15日に登録され、IMF加盟組織のキルギスタン鉱山・冶金労組(MMTUK)に加わった。 経営側は組合の設立を知ると組合活動家を迫害し始めた。トゥラトカン・アリクバエフは解雇通知を受け取り、組合委員会のメンバーは精神的な圧力をかけられている。同社首脳は組合承認を頑なに拒んでいる。 アリクバエフは6月27日(月)に解雇された。経営側から辞表を書くよう言われ、拒否したところ、「まだ試用期間中だった」という理由で解雇されたのである。MMTUKはこの解雇を違法とみなし、解雇に対して訴訟を起こす準備をしており、キルギス労働監督当局にも措置を求めている。 同社は同じく6月27日に鉱山で会合を開き、別組合を設立した。MMTUKはこの決定にも異議を唱えている。キルギスの法律では、経営側は組合を設立することができない。 MMTUKは国際連帯を求めており、支援の書簡が多数寄せられている。 ユルキ・ライナIMF書記長は、アルティンケンの常勤取締役ムフタール・シャバンバエフ、検事総長、キルギス天然資源大臣、キルギス労働監督局長に抗議書簡を送った。すでに各機関が工場の現状調査を開始している。 「組合活動家に対する迫害や差別を即時停止し、結社の自由に対する労働者の権利を尊重するよう要求します」とユルキ・ライナはアルティンケン常勤取締役への書簡に書いた。 MMTUKは、アルティンケンにおける組合活動家の迫害に反対するとともに組合支部の承認を求めて、引き続き闘っていく。同労組は外国人投資家に向けた声明を作成し、キルギスの市民の憲法上の権利を侵害したという理由でアルティンケン常勤取締役の解任を要求することにしている。 「私たちは一歩も引かない」とエルダール・タジバエフMMTUK会長は述べた。 アルティンケンはキルギスとカザフの合弁事業で(サマー・ゴールド社が60%、キルギザルティン社が40%を所有)、チュー州の町ケミン近郊にあるタルディ・ブラク・レボベレジニー鉱山で採掘事業を実施している。この鉱山は金埋蔵量200万オンス、銀埋蔵量180万オンスで、金の確認埋蔵量はクムトール鉱山とジェルイ鉱山に次いで国内で3番目に多い。 関連リンク: IMF letter to the State Labour Inspection of Kyrgyz Republic (pdf) IMF letter to the Executive Director of Altynken LLC (pdf) [2011年6月28日――イリヤ・マトベーエフ]
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