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労働大学の修士プログラムが開講へ

世界労働大学(GLU)は組合活動家や労働運動家に、南アフリカのビトバーテルスラント大学で開かれる労働とグローバル化に関する修士プログラムへの申し込みを促している。このビトバーテルスラント・プログラムの応募締め切りは2011年7月31日である。

南アフリカGLUは、世界中から集まった仲間の労働組合員たちとグローバル化の課題を研究・議論する機会を与える。労働組合組織や労働研究機関でのインターンシップは、国際レベルで、またさまざまな国々で労働運動に従事するチャンスとなる。

受講生は各学期に14週間のコアコースを1つ取り、上期には短期集中コースの研究方法セミナーも受講。さらに上期または下期のコース一覧の中から講座を選ぶ。理想としては、年央の休暇中にインターンシップと関連づけて修士号研究報告書のフィールドワークを行う。下期には研究報告書を作成し、12月中旬までに提出しなければならない。

GLUは発展途上国や移行国からの参加者向けに人数限定の奨学金を支給する。奨学金を申請するには労働組合の推薦が必要である。

詳しくは下記を参照:www.global-labour-university.org

申込書は下記サイトでダウンロード可能: http://www.global-labour-university.org/54.html

GLUネットワークはドイツ、南アフリカ、ブラジル、インドで、労働政策、グローバル化、開発、経済政策および社会経済に関する修士課程プログラムを実施している。

このプログラムは世界中の大学と労働者組織が立案しており、労働・社会運動の経験がある者を対象としている。
世界労働大学は2004年に設立され、これまでに約50カ国の受講生がGLU修士プログラムで学んだ。

[2011年7月6日――アレックス・イワーノウ]