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カナネア、タスコ、ソンブレレテの鉱山ストが4周年

鉱山労組は、スト支援を再確認するとともに、ストを強化する方法について議論し、地域社会に鉱山労働者への支援継続を要求するために、集会や会合を開いている。

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メキシコソノラ州カナネア、ゲレロ州タスコおよびサカテカス州ソンブレレテの鉱山労働者は、労働権・労働組合権を守るために4年前から勇敢にストを実施している。労働者は7月30日からの数日間に集会を開き、一連のストとメキシコ鉱山労組の闘いへの支援継続を再確認する予定だ。

ICEMとIMFに加盟するメキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)は、次の意向を表明している。「労働者の尊重、労働協約の承認、適切な安全衛生条件の確立、ナポレオン・ゴメス・ウルティアが主導する鉱山労組の尊重を実現する解決策を見つけることができれば、スト終結に必要な法的処置を取り決める」

この3カ所でストが続いているのは、ストを決定的に終わらせる判決が下されていないからだ、と同労組は説明した。同労組は、この期間全体を通じて会社側は法に従って平和的に行動しようとせず、スト解決を頑なに拒否してきた、と付け加えた。ここ4年間、スト中の労働者が迫害され、何人かの裁判官がスト無効の裁定を下した。しかし、法的保護を求める組合の申し立てに対して、裁判所は組合側に有利な判決を下した。労働者は過去4年間、弾圧にさらされてきた。例えば、2010年6月6日にカナネア鉱山が4,000人の武装した男たちに占拠され、鉱山労働者に対するテロと言える状況が続いた。

同労組は7月30日にスト4周年記念集会を開催するだけでなく、そのほかにも何度か会合を開き、ストを強化する方法について議論するとともに、地域社会に鉱山労働者への支援継続を要求する。

鉱山労働者と地域社会は、政府もグルーポ・メヒコも争議の解決、労働協約の承認、全国鉱山労組の尊重に向けた措置を何ら講じていないことを深く憂慮している。

[2011年8月1日――バレスカ・ソリス]