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メキシコで労働組合と学生、農民が変革を要求 9月1日にメキシコシティーで、およそ100団体の独立した民主的な組合やグループが2つの大衆行動、「国を挙げて怒りを表明する日」と下院前での集会に参加した。 AFL-CIO連帯センターのロレイン・クルーワーの報告によると、参加組織は続いて広場まで行進し、約4万人の前で「カウンター・レポート」が読み上げられた。現政権下で貧困者が1,000万人増え、労働者階級・中産階級の実質所得が3分の1減少し、失業者が300万人、若年失業者が700万人増加し、2006年12月以降の麻薬戦争の結果、5万人の死亡者と行方不明者が出ている。 各組合は、細部では意見を異にしているものの、この日は一貫して団結を示し、主要独立組合すべての代表が議会前と広場に集まった。 メキシコ電機労組(SME)は2011年3月から広場に座り込み、電気事業における大規模人員解雇に抗議している。SMEの要求は、解雇手当を受け入れていない1万6,000人を超える労働者の雇用、拘留中のSME組合員13人の即時釈放、SME銀行口座の凍結解除と没収された会費の返還、マーティン・エスパルサ・フローレス書記長らSME幹部に対する逮捕状の取り消し、先ごろ選出された全国組合役員26人の登録の当局による確認である。 組合をはじめとする多くの組織が広場での座り込みに加わっている。現在およそ1,000人が座り込んでおり、さらに大勢の人々の参加を呼びかけている。9月8日には、電気消費者が料金値上げに反対して行進する。9月15日に軍が広場でのパレードを計画しているが、デモ参加者は「SME紛争、メキシコの労働者の紛争、ロス・ミネロス紛争が解決し、獄中の労働組合員が釈放されるまで行動をやめない」と述べている。参加者たちは、メキシコ政府が広場に集まった人々を立ち退かせるために軍事介入することを懸念している。すでに9月2日、軍用トラックによる威嚇行動があった。 関連リンク: Mexican government attempts to bust Electrical Workers' Union Workers' rights violations intensify in Mexico ICEM and IMF letter to Mexican president Calderon [2011年9月6日――ライナー・サンティ]
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