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マルチ・スズキの組合幹部が使用者との会談後に逮捕

9月18日午後10時30分、マルチ・スズキ経営陣および当局との会談後にMSEU幹部が逮捕され、警察に身柄を拘束された。

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インド一連の出来事は、マルチ・スズキ経営陣と御用組合MUKUが見ている中、交渉ホールで起こった。ハリヤナ州労働大臣と労働委員がホールを出たあと、警察が立ち入ってマルチ・スズキ従業員組合(MSEU)の幹部を逮捕したのである。

インドのIMF地域事務所は8月29日の争議発生以降、労働者やナショナルセンター、上級幹部と緊密に連携し、橋渡しをしようと努力してきた。労働者は和解の意思を示している。それに対してマルチ・スズキ経営陣は、このような過激な措置に出た。MSEUのソヌ・グジャール会長、シブ・クマール書記長、ラビンダー・クマール役員の逮捕で、状況がさらに悪化し、和解が困難になるだろう。マネサール・スズキ工場では生産が停止しているが、現地経営陣は引き続き代替労働者を採用している。

インドのIMF加盟組織SMEFI(インド鉄鋼・金属・機械労連)は、逮捕されたMSEU幹部を保釈させようとしている。今回の事件が発生するまで、SMEFIと組合連合団体HMSの要請により、労働大臣事務所で毎日交渉が行われ、マルチ・スズキ労働者とMUKUおよびSMEFIの代表が参加していた。

交渉の中心は、懲戒手続きと、ストを禁止して労働者からILO条約に基づく基本的権利を奪う善行誓約書の強要だった。これまでに62人の労働者が懲戒処分を受け、29人が停職、15人が解雇、18人の訓練工が雇用打ち切りとなった。

経営側はすでに、訓練工18人を復職させ、解雇を停職に切り換え、数人の労働者の停職処分を取り消す意向を発表している。

組合側は、懲戒手続きが確定するまで労働者全員を復職させ、善行誓約書を撤回するよう要求している。善行誓約書に署吊する場合は、マルチ・スズキ組合の代表が労働者を代表して署吊することになるだろうが、経営側にも上当労働行為を犯さないことを確認させるべきである。


関連リンク:
Three Suzuki plants in Maruti-Suzuki solidarity strike
Maruti - Suzuki workers struggle for trade union rights
Maruti-Suzuki workers in India fight for their union
Good Conduct Bond (pdf)


[2011年9月19日 ライナー・サンティ]