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富士通労働者がイギリスで共同行動

富士通の労働者は、賃金闘争と組合代表に対する差別をめぐり、マンチェスターとクルーで24時間ストに入る。

イギリス富士通で働いているイギリスのIMF加盟組織ユナイトと公共・商業サービス労組(PCS)の組合員は、9月19日に同社工場で24時間合同ストを実施することに合意した。

この争議行為は、富士通経営陣が旧賃金協約の実施を怠り、組合代表を攻撃し続けている状況を受けて発表された。交渉によってクルーとマンチェスターの争議を解決しようと試みたが、失敗に終わった。会社側は昨年の調停で合意した年金に関する約束を守ろうとせず、労働者が業績目標を達成したにもかかわらず、1.5〜2.5%という賃上げ提示を引き上げることも拒んでいる。この程度の賃上げでは、社員の生活はほとんど楽にならない。また、余剰人員解雇や配置転換にあたっての協議と選抜に関する以前の協約を守ることも拒否している。

会社側は同時に、組合代表を上当に処罰して組合を骨抜きにしようとしている。17年間富士通で働いてきたユナイト代表のアラン・ジェニーは7月11日、雇用契約に反して予告なしで解雇された。

ユナイトによると、会社側が協約を尊重しようとしていない分野はそのほかにも数多くある。例えば、従業員に影響を与える決定を下す前に交渉するという規定や、交渉継続中に決定を押しつけないという規定も守られていない。ユナイト組合員は投票で、スト以外の争議行為を85.6%、ストライキを56.4%の賛成率で承認した。ユナイトは調停サービスを利用して争議行為を回避しようと一貫して努力してきたが、会社側が交渉を進展させようとしたがらないため、この最後の手段に訴えざるを得なくなっている。

[2011年9月15日 アレックス・イワーノウ]