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IGメタルが新分野を開拓――ドイツ太陽エネルギー部門初の協定

9月1日にドイツの太陽エネルギー産業で初めての労働協約が締結された。 IGメタルとチューリンゲン州のボッシュ子会社3社との労働協約が発効し、ドイツの太陽エネルギー産業初の労働協約が実現した。

ドイツこの協約はエルフルト市とアルンシュタット市のボッシュ・ソーラー・エナジー、ボッシュ・ソーラー・ウエハー、ボッシュ・ソーラー・シン・フィルムの工場で働く2,500人の労働者を対象としている。IGメタルのヘッセン・チューリンゲン地域代表は、この3年協約の効力発生日にドイツ中部・東部で他のソーラー製品メーカーの労働者にもリーフレットを配り、ボッシュ協約の詳細を強調した。

それらの企業は、2〜3例を挙げるとQセルズ、コナジー、ソロンなどである。ボッシュ協約がきっかけで、現在13万人の労働者が働くソーラー製造業に全国労働協約が広まることをIGメタルは期待している。

アーミン・シルドIGメタル地域書記によると、再生可能エネルギー産業の労働協約は、これまで「無人地帯だった。この協約が業界全体で基準になることを願う《。

同労組の金属部門協約に基づいて、この最初の協約はボッシュ子会社3社の労働者向けの給付金を盛り込んでいる。3年間の賃上げは規定されていないが、定期的なボーナスと業績ベースのボーナス、休日・夜間労働の追加報酬によって賃金が上がる。

週労働時間は3年間に賃金全額支給で40時間から38時間まで段階的に短縮され、超過労働については賃金全額を受け取るか、有給休暇に振り替えることができる。さらに訓練を修了した見習工は、少なくとも1年の有期雇用期間を保証される。

ボッシュ子会社3社の工場はチューリンゲン州では比較的新しく、ボッシュ・ソーラーは1年前にアルンシュタットで大規模なセル/パネル工場を開設したばかりである。この協約は旧東独諸州の流れを決める取り決めであり、IGメタルはこの画期的な協約を達成したことで大きな称賛に値する。
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[2011年9月12日 ICEM]