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フィアットがイリスバスとテルミニイメレゼ工場を閉鎖へ

フィアットが南イタリアの2工場を閉鎖するという決定を実行すれば、テルミニイメレゼ工場で2,200人、アベリノのイリスバスで900人の従業員が職を失うおそれがある。

イタリア: イタリアのIMF加盟組織は、関連従業員全員の今後について適切な交渉を開始するために、閉鎖決定の一時停止を要求している。

2,200人を雇用するテルミニイメレゼ工場の閉鎖は12月31日に予定されている。アベリノのイリスバス社で公共交通機関用バスの生産を中止するという決定は、900人の従業員に直接・間接に影響を及ぼすが、従業員代表に事前に情報を提供して協議することなしに下された。

従業員と組合は可能な限りのあらゆる抗議行動を利用し、フィアットと政府に自分たちの意見を聞かせるとともに、今後について交渉しようとしている。労働側は、各地域で雇用と産業開発を保証する真の解決策を要求している。今までのところ、回答は得られていない。

両工場では、労働者が生産を中止している。イリスバスでは、7月7日から従業員がストに入っており10月初めに工場を占拠した。

テルミニイメレゼでは、9月14日に1,000人を超える労働者が街頭でデモを繰り広げ、工場の今後と雇用の保障について確実な見通しを要求した。FIM、FIOMおよびUILMの代表が集会で発言し、雇用水準を確保して適切な社会保障措置を導入すると同時に、新たな雇用機会を創出するよう求めた。

フィアットはイリスバス閉鎖計画の理由として、イタリアの市営バスの「需要激減」と「公的資金の不足」を挙げている。政治的左派はこの計画を批判し、「イリスバスの製品は、イタリアが都市の移動性と居住性を改善するために絶対に必要だ。イタリアの公共バスは老朽化しており、使用年数がヨーロッパ平均の2倍に達している」と述べている。

EMFはすべての加盟組織に対し、影響を受ける労働者・労働組合に連帯メッセージや支援書簡を送るよう呼びかけている。

メッセージはイタリアの労働組合を通して送ることができる。

FIM-CISL、ブルーノ・ビタリ(bruno.vitali@cisl.it)
FIOM-CGIL、エンツォ・マッシーニ(e.masini@fiom.cgil.it)
UILM、エロス・パニカリ(sguilm@uil.it)


関連リンク:
EMF - Fiat - Request for solidarity (pdf)
EMF - Fiat - Letter of support (pdf)
IMF solidarity letter to Fiat workers (pdf)


[2011年10月6日 ライナー・サンティ]