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IAMがハネウェルでスト

全米機械工・航空宇宙労組(IAM)の組合員は10月10日、ミズーリ州カンザスシティにあるハネウェルの原子力部品製造工場でストに入った。10月9日に協約案が反対79%で拒否されたあと、IAM第778支部の組合員850人が米国政府所有の工場でピケを開始し、今日で3週目に入る。

アメリカ: 組合員は同じ日にスト権確立投票を賛成85%で承認した。1週間前の米連邦政府による調停は対立を解消できなかったが、10月18日に取り決めが結ばれ、労使双方が地元メディアでの争議公表を控えることに合意した。ところが、その2日後、ハネウェル・フェデラル・マニュファクチャリング・アンド・テクノロジーズLLCの管理者がテレビで、IAM組合員は給料をもらいすぎており、会社側の「最終《提示を飲むべきだと語ったのである。

その提示は、毎年わずかな賃上げを盛り込んだ6年協約案だが、二重構造賃金制度も定めている。その賃金制度では、2012年に雇われる全従業員の時給が下がって昇給も遅くなり、新採用者の給料は5年後にやっと現行水準の9割になる。

ハネウェルの案は労働者の健康保険も引き下げようとしており、組合員が十分な健康保険を確保するための費用が上がる。IAM第778支部は譲歩なしの4年協約を提案している。
同労組は、このストライキを上当労働行為に対抗するストと宣言する米全国労働関係委員会(NLRB)の決定を待っている。10月9日に協約案が拒否されるまでの数日間に、ハネウェル経営陣は労働者全員に速達で手紙を送って会社側の案を上正確に伝え、提示を受け入れるよう促すことによって、組合の交渉委員会との協議を回避した。

そのような上誠実な交渉はアメリカの労働法に違反しており、NLRBが苦情を発表すればストは新たな意味を帯びる。ハネウェルはバニスター・フェデラル・コンプレックスと呼ばれる米政府施設を運営しており、アメリカの核兵器産業向けに非原子力部品を生産している。

IAMのストが始まるわずか2カ月前に、ハネウェルはイリノイ州メトロポリスのウラン転換施設で全米鉄鋼労組(USW)組合員に対する13カ月のロックアウトを終了したばかりだった。

11月2日の最新情報:

IMFは加盟組織に対し、IAMに連帯書簡を送り、公正な協約を求めてスト中のIAM組合員850人を支援するよう呼びかけている。

「これはアメリカの労働者だけではなく、世界中の労働者にとっても重大な闘いです。皆さんの忍耐と成功は次世代の組織労働者のために道を開くでしょう。IMFは、この闘いにおいて皆さんと協力し、必要に応じて世界レベルで行動を起こします《とユルキ・ライナIMF書記長はIAM組合員への書簡で述べた。

関連リンク:
IMF calls on Honeywell to Negotiate (pdf)


[2011年10月25日 ICEM]