GEAがトルコの組合員をロックアウトし、警察に通報
ドイツ系GEAのトルコ子会社で、7月から62人の労働者がロックアウトされている。20カ国の代表約60人で構成される国際代表団が工場を訪問し、会社側に労働者の即時復職を要求した。
トルコ:
「GEAに十分な勇気があるなら、ドイツに行ってドイツの労働者に対して同じことをし、組合加入を理由に解雇すればよい《とトルコの金属労組ビルレシク・メタル・イス指導者のアドナン・セルダログルは、トルコにおけるこのドイツ企業の上法な反組合的行動を引き合いに出して挑発した。
セルダログルは11月18日に100人以上の前で話をした。その中には、GEAグループ子会社のGEA ATRの前に集まり、同社による労働者62人(全員がビルレシク・メタル組合員)の上法なロックアウトに抗議していた20カ国の国際労働組合代表約60人も含まれていた。
この抗議行動は、11月18〜20日にイスタンブールで開催された今年のレイバースタート年次世界会議の一環として行われ、「ソーシャル・ネットワーキングからソーシャル・レボリューションへ《がテーマだった。
暴動鎮圧用の装備をした警察隊が大量配備される中、人々はトルコ語と英語で「労働者が団結すれば絶対に負けない《とシュプレヒコールした。「ゲートの向こう側に警察がいるというのは、あまり見ない光景だ《とカナダ公務員労組のデリク・ブラックアダーは述べた。「この会社がいかに力を持っているかということなのだろう《
闘いの焦点は、GEAがトルコの工場で雇用されるビルレシク・メタル組合員に敵意をむき出しにし、積極的に攻撃していることだ。同社のあからさまな反組合的行動は、結社の自由を尊重するというGEAグループの表向きの方針と、2003年にIMFと締結され2007年に更新された行動規範協約に反する。
IMFテレビでGEAのビデオを参照。
「私たちは、ここで起こっている労働組合権侵害に、そして会社側が組合との会談を拒否していることに激怒している《とIMF労働組合権・キャンペーン担当部長のクリスティン・ピーターは述べた。「IMF傘下の組合と労働者は、GEAに必ず罰を与えるという意思を表明するためにここに集まった。トルコ、ドイツ、オーストラリア、ノルウェー、アメリカ――この会社が活動しているすべての場所、活動したいと考えているすべての場所に組合員がいる《とピーターは付け加えた。
ITUC、ICEM、IUFおよびITFもGEA労働者への支持を表明しており、経営側に対し、解決策を見いだすためにビルレシク・メタル・イス代表と有意義な対話を開始するよう求めている。
IMFはレイバースタートと連携して、復職を求めて闘うGEA労働者と世界中のGEA労働者の基本的権利の尊重を支援する国際キャンペーンを開始した。キャンペーンに加わろう!
[2011年11月28日 クリスティン・ピーター]
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