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ブルガリアの金属労働者が削減に抗議

ブルガリアの組合は政府による緊縮政策の発表に対応して、11月30日に全国的な抗議行動を組織した。その後、政府は年金削減案を撤回した。

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ブルガリア: IMF加盟組織TUメタリシー、メタル・エレクトロおよびブルガリアの組合総連合2団体(KNSBとポドクレーパ)の旗の下に2万5,000〜3万5,000人が集まり、労働者に打撃を与える緊縮政策の発表に抗議した。ルーマニアのFSLIメタルとソリダリタテア・メタル、ハンガリーVASASの同僚も加わった。

政府は1年足らず前に達成された年金改革に関する合意に違反して、2012年初めからの退職年齢の1年延長を提案し、その目的は国家保障制度の予算赤字削減だと主張した。もう1つの緊縮政策案は、ブルガリア鉄道部門の大規模人員削減である。

その後、政府は削減案を緩和したが、依然として退職年齢の4カ月延長を狙っている。すでに過去15年間に年金受給年齢が女性で5年、男性で3年引き上げられているため、ブルガリアの連合団体はこの措置を拒否している。各連合団体は全国ゼネストの指令に備えている。

関連リンク:
IMF solidarity letter to Metalicy (pdf)


[2011年12月2日 ライナー・サンティ]