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ヨーロッパ全土の組合が「もうたくさんだ」

3月1〜2日の欧州サミット前日の2月29日、欧州労働組合連合(ETUC)は「もうたくさんだ」、緊縮財政の代替策は必ずある、と主張するための行動デーを呼びかけた。

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ヨーロッパ: 2月29日にヨーロッパ全土でデモや集会、情報キャンペーンが実施された。ETUCは加盟組織と連携して、ヨーロッパ全域で組合を動員する行動デーを呼びかけた。

経済・社会情勢が悪化し、ヨーロッパの指導者が唯一の解決策として緊縮政策を強化している中で、ETUCは欧州サミット前日に欧州行動デーを要求した。ユーロ圏内外27カ国以上の労働組合が、雇用と社会的公正を政治的優先課題の中心に据えるために結集した。

イタリア、スペイン、ギリシャ、キプロスをはじめ多くの国々の組合が、デモや集会、ストを組織した。ブリュッセルの欧州連合本部前では、数百人の組合デモ参加者がサミット首脳に抜本的な政策変更を要求した。ETUC欧州行動デーはヨーロッパの意思決定者に強力なメッセージを発信し、「もうたくさんだ!」と伝えた。緊縮政策の代替策は必ずある。

欧州行動デーの翌日、ETUCは雇用と成長に関する政労使社会サミットに参加した。ヨーロッパの労働組合代表団は、直ちに方針を変更するよう国家指導者に直接要求し、持続可能な経済を開発して質の高い雇用を創出する欧州刺激計画を求めた。

[2012年2月29日 チェリッセ・フレドリクス]