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IMFがMANと国際枠組み協約を締結 ドイツのMANグループ重役会、MAN従業員代表委員会の代表およびIMFが国際枠組み協約を締結した。この協約は世界中のすべての現場で働く全従業員に共通の労働基準を保証している。 MAN最高人事責任者のイェルク・シュウィッタラは次のように述べた。「企業が成功を収めるには、価値観を共有して相互尊重の文化を築かなければならない。この協約によって私たちは、社会的責任のある行為を企業文化とリーダーシップの基礎とし、労働者に行動に必要な支援を提供している」 ベルトホルト・フーバーIGメタル/IMF会長はこれを支持し、次のように語った。「この協約は、この産業で社会的価値に共同出資する措置であり、ドイツのみならず全世界の労働者のために規制が必要であることを表している。グローバル化経済では、あらゆる場所で従業員の権利を尊重しなければならない。現在、それに向かって具体的措置を講じているところだ」 MANグループ従業員代表委員会のユルゲン・ドーン会長は、こう付け加えた。「この国際枠組み協約によって、世界中の同僚ならびに彼らの利益を代表する人々は、労働条件そのものの一層の改善を支持することができる。理想的な労働条件と相互承認があって初めて、労働者と会社のために持続可能な財務上の成功を達成し、保証することができる」 この協約をめぐる交渉は昨年、始まった。労使双方が、社会的責任と競争力は互いに依存しているという意見だ。合意された原則は国際労働機関(ILO)の条約に基づいているが、独自のアプローチも採用している。この宣言の狙いは、さまざまな文化と社会における道徳的概念の多様性を反映させることである。協約に従って、グループ経営陣は原則の実施状況を毎年報告し、それについて協約当事者と討議する。 MANグループはヨーロッパ有数の輸送関連エンジニアリング会社で、2011年の収益は約165億ユーロだった。MANはトラック、バス、ディーゼルエンジン、ターボ機械、特殊ギアユニットのサプライヤーとして、全世界で約5万2,500人を雇用している。 関連リンク: Text of the International Framework Agreement with MAN Group (in English and German) (pdf) [2012年3月7日 アレックス・イワーノウ]
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