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CAWがカナダで熟練職業の強化を主張

熟練を要する職業に就く組織労働者が、カナダで製造業を再建できる産業政策に関するビジョンを示した。

カナダ: カナダ自動車労組(CAW-TCA)の熟練職業会議にカナダ全国から180人以上の労働者が集まり、将来の技能ニーズについて議論した。この会議で参加者は、カナダで製造業雇用を支援して熟練職業への投資を奨励する産業政策が必要であることを強く主張した。多くの代議員が、カナダの製造業で過去5年間に40万人以上の雇用が失われたという事実に注目した。

労働者は現在、企業・政府が実習の質と量を強化するのではなく徐々に弱め、技能不足を招くことになりはしないかと懸念している。この会議で代議員は、これらの懸念に取り組むための16本の決議を可決した。一連の決議は、実習生の雇用率、新技術、熟練職業訓練からカナダ−ヨーロッパ包括的経済貿易協定まで、さまざまな問題を取り上げていた。

この会議は、今年中に始まる3大自動車メーカー(フォード、GM、クライスラー)の主要な基本協約交渉にも備えた。代議員はカナダで自動車産業の未来を確保しようと決意を固めている。

ピーター・ケネディーCAW書記兼財政部長は代議員に次のように語った。「今後数年に目を向けると、熟練職業に就く組合員が大量に退職するため、熟練職業組合員に大きな変化が起こり、技能不足に陥ろうとしている。このような不足を考えれば実習の機会が必要であり、そのためには政府が必要なリーダーシップと関連プログラム資金を提供する必要がある」

熟練職業はカナダ経済の重要部分であり、CAW-TCAには2万人以上の熟練職業組合員がいる。これらの組合員は、主要組立工場から何百という部品メーカー、航空機・航空宇宙工場から金型・ダイ作業場、地下鉱山、機関車・自動車修理工場から造船所、医療および小売に至る多様な分野で働いている。

ロブ・ジョンストンIMFエグゼクティブ・ディレクターは代議員にこう伝えた。「熟練職業は経済繁栄の根幹だ。CAWは、その事実を認識した産業政策の枠組みを設定している。だが、CAWだけでそれを実行することはできない――政府・使用者も自らの責任を引き受けなければならない」

この会議ではオーストラリア、イギリス、日本、デンマーク、北米の技能訓練計画に関する事例研究も発表され、工場閉鎖や実習訓練、技能訓練を取り上げた。

[2012年2月24日 ロブ・ジョンストン]