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キルギスタンのクムトール労働者がストに勝利 2月17日、キルギスタンでスト中のクムトール労働者が職場に復帰した。経営陣は労働側の要求の両方、すなわち政府保険基金への拠出金増額に対する補償と、職場の事故で亡くなったアサンベック・オロザリエフの遺族への支払いに応じることに同意した。 キルギスタン: 2月17日午前7時、キルギスタンのクムトール金鉱でスト中の労働者が職場に復帰した。このストライキは成功を収め、その前日に経営陣は労働者の要求の両方に応じる協約に署名した。 クムトール事業会社とスト委員会が締結した協約によると、2012年1月1日から賃金が4.5%上がる。労働者は年間予算200万米ドル以上の特別ボーナスも支給される。IMFに加盟する鉱山・冶金労組(MMWU)によると、これによって政府保険基金への拠出金増額が完全に埋め合わせられる。 MMWUは、会社側が暫定合意に従って、職場の事故で亡くなったアサンベック・オロザリエフの遺族に対する補償に同意したことも伝えている。その結果、労働者の要求がすべて満たされた。 同社は、ストが不法であると宣言して地方裁判所で訴訟を起こしていた。経営側は、この訴訟の取り下げに同意した。 エルダル・タジバエフMMWU会長は、CISのさまざまな組合からの連帯書簡がストを成功に導くうえで極めて重要な役割を果たしたと強調した。ユルキ・ライナIMF書記長は、クムトール事業会社のロバート・ワンダー社長に抗議文を送った。 「この成功は労働者の忍耐と団結がなければ達成できなかっただろう。労働者は失業と収入減のリスクを冒して最後までストに参加し続け、自分たちの正当な権利・利益を守り抜いた」とタジバエフは主張した。 このストは2012年2月7日に始まった。 [2012年2月24日 イリヤ・マトベーエフ]
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