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ダイムラー関連労組がグローバルな組合権を求めて連帯 2月に開かれたダイムラー世界従業員委員会(WEC)の会合で、メンバーは各国の状況や展開について報告し、タスカルーサのメルセデス・ベンツ工場で組合代表を確立しようとするUAWの取り組みとの連帯を表明した。 ドイツ/全世界: 2012年2月16〜17日に開かれたダイムラー世界従業員委員会(WEC)の会合で、エーリッヒ・クレムWEC委員長は、ドイツ、アメリカ、ブラジル、日本、スペイン、南アフリカのメンバーと、特に中国から参加した特別ゲストを歓迎した。 この会合で行われた報告書によると、ごくわずかな例外を除いて、ほとんどすべてのダイムラー関連会社が2011年に順調な業績を上げた。全従業員が記録的な成果に貢献した。同時に、金融危機が多くの国々で幅広く爪跡を残したことも明らかになった。日本では、2011年3月の原発事故が環境に及ぼす影響への対処が主な焦点となった。日本のWECメンバーは、大変な時期に労働者と世界従業員委員会、ダイムラーが支援してくれたことに深い感銘を受けており、この連帯に心からの感謝を表明した。 世界従業員委員会と経済委員会、監視委員会の従業員代表が経営委員会メンバーと会談した共同会合では、現状と向こう数年間の計画について報告・議論が行われた。 中国はここ数年、並外れた成長を遂げており、ダイムラーは過去数年間に中国で大きな利益を上げている。中国はメルセデス・ベンツの車にとって売上高で世界第3位の市場に発展し、ダイナミックな市場開発を背景に生産拠点としての役割も高めている。このため、ダイムラーとBAICの乗用車合弁事業である北京ベンツ汽車有限公司(BBAC)の企業内組合の会長が、世界従業員委員会の会合にゲストとして招待された。中国の組合はその歴史と政治システムが原因で、国家や政党から独立している組合とは自己認識の異なることが明らかになった。それでもなお、対話と協力を継続・強化していかなければならない。 WECの究極の目標は、世界の大規模現場すべてで従業員を代表することだ。従業員を代表することによってのみ、ますます国際色を強めている同社の展開に有意義な形でついていくことができる。全米自動車労組(UAW)は現在、タスカルーサのメルセデス・ベンツ工場で従業員代表を確立するために尽力している。WECはこうした努力を力強く支援している。 ダイムラーは、2002年に初めて経営側とWECが合意した社会的責任の原則に基づき、労働者の基本的権利を尊重しようと取り組んでいる。結社の自由、組合を設立する権利、団体交渉権は、これらの原則の不可欠な要素だ。 ダイムラーは、取引先にもこれらの権利の尊重を求めている。社会的責任の原則が確立されてから、世界中の取引先で原則に違反している可能性のある事例を合計24件精査することができた。これらの紛争のほとんどが満足のできるように解決された。 [2012年2月24日 ヘルムート・レンゼ]
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