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ウクライナのドニプロペトロウシクで初のIMFトレーナー訓練ワークショップ開催

IMFは3月12〜15日、ウクライナ金属・鉱業労組(MMIWU)向けトレーナー訓練プロジェクトの枠内で、一連のワークショップの第1弾を開催した。

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ウクライナ: IMFは3月12〜15日、ウクライナ金属・鉱業労組(MMIWU)向けトレーナー訓練プロジェクトの枠内で、一連のワークショップの第1弾を開催した。

このプロジェクトでは、今後2年間に4回のワークショップが開催される。その目的は組合トレーナーの訓練である。今回のワークショップには、組合委員会メンバー、職場委員、地域組織や中央委員会の代表など25人の組合活動家が参加し、40歳未満が中心だった。

ワークショップを実施した「労働者の力」金属労組総連合(FO-METAUX)中央委員会のジャン・イブ・サボ書記は、ロシアとウクライナの組合活動家を訓練した豊富な経験がある。

ウラジミール・カザチェンコMMIWU書記が開会の辞を述べ、組合活動家を育成するうえで教育・訓練が重要であることを強調した。また、今回の行事がMMIWUのIMF加盟後初の訓練ワークショップであることも指摘した。カザチェンコは、この教育プロジェクトがIMFとMMIWUの共同出資による活動であることを参加者に伝え、最後のワークショップをフランスで開催するよう提案するとともに、MMIWUとしてそのようなプロジェクトに出資する用意があることを確認した。

IMFのバディム・ボリソフCIS諸国代表が、世界的規模でのIMF活動とIMF-ICEM-ITGLWF統合について参加者に話した。ボリソフは、2000年代前半に組合教育分野でIMFと「労働者の力」金属労組総連合(FO-METAUX)とのパートナーシップが始動し、意義深い成果をもたらしていることにも触れた。

参加者は、フランスの組合教育制度を研究してウクライナの制度と比較し、このワークショップにおける訓練のレベルの高さを称賛した。

今後3回のワークショップでは、対話方式の教育によって訓練技術と組合コミュニケーションに専念する。

[2012年3月15日 イリヤ・マトベーエフ]