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カナダでロックアウトされたリオ・ティント労働者を支援して数千人がデモ行進

リオ・ティントでロックアウトされた全米鉄鋼労組組合員780人のために、ケベック州アルマで8,000人の労働組合員と支持者が集会を開いた。

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カナダ: 全米鉄鋼労組(USW)第9490支部に所属するロックアウトされた労働者のために、3月31日にケベック州アルマで8,000人以上が街頭を練り歩いた。12月末からリオ・ティントのアルキャン子会社のアルミニウム製錬所で約780人の労働者が生計を奪われており、人口3万人の地域社会が経済的苦境に陥っていることは誰の目にも明らかになっている。

ロックアウトの原因は、時給34カナダ・ドルの生活賃金を支払う常用雇用の代わりに、賃金が半額の外部委託労働を利用しようとするアルキャンの労働計画に反対して、第9490支部が雇用の侵食を阻止しようとしたことだ。

現地の支持者とオーストラリア、フランス、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、南アフリカ、イギリス、アメリカのリオ・ティント労働者を代表する国際来賓50人に、カナダ全国からバスで集まった組合活動家が加わった。

国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)のマンフレッド・ワーダ書記長は、この闘いにおいてグローバルな労働運動は世界中でリオ・ティント労働者を動員すると誓約した。「ここケベックでリオ・ティントの無情な社会的計略を打破できなければ、他の場所の労働者が企業による攻撃にさらされたときに阻止できる望みはほとんどない」とワーダは述べた。

ユルキ・ライナIMF書記長は次のように語った。リオ・ティントは「現在および将来の労働者に敬意を払い、地域経済に配慮せずに労働コストとディーセントな雇用を無情に削減するのをやめなければならない。2011年に公的な助成金を得て巨額の利益を得た企業で、有利な常用雇用をアウトソーシングに切り換えることを正当化する理由は絶対にない」

全米鉄鋼労組ケベック州責任者のダニエル・ロイは聴衆に、同社が30年の無利子融資と超低料金の電力だけでなく、リークされた密約によって公営企業のハイドロ・ケベックに余剰電力を売り戻し、現在月1,500万カナダ・ドルを得ていることを思い出させた。

ICEM副会長でUSWカナダ全国ディレクターのケン・ニューマンは、保守政権に次のようなメッセージを伝えた。「スティーブン・ハーパー首相は、2007年にリオ・ティントにアルキャンを売却したときの条件を守らせず、雇用を保護していないことから、明らかに職責を果たしていない。自ら労使関係にかかわろうと固く決意しているのであれば、この嫌悪すべきロックアウトを終わらせるためにリオ・ティントに介入しないはずがない」

カナダ自動車労組(CAW)のケン・レウェンザ会長は喝采する群衆に、「CAW第2301支部は、アルマの労働者に月6万8,000カナダ・ドルの支援金を提供するために組合費倍増決議を可決した」と伝えた。

USW第9490支部とリオ・ティント・アルキャンは3月に再び交渉に入った。この交渉はまだ続きそうである。しかしICEMとIMFは、リオ・ティントの反社会的計略に対抗してグローバルな闘いを進めると約束した。

[2012年4月3日 ユルキ・ライナ]