スペインで全国ストが成功
3月29日にスペインで2大労連のCC.OOとUGTが全国ゼネストを指令し、1,000万人以上の労働者がこれを支持した。
スペイン:
スペイン労働者委員会総連盟(CC.OO)とスペイン労働総同盟(UGT)が発表した全国ストを1,020万人の労働者が支持し、全国で実施された111の集会とデモに少なくとも400万人が参加した。この動員は、マリアノ・ラホイ政権が提案した労働改革と公共部門解体に対抗する労働組合の共同行動だった。
組合の報告によると、この全国ストの実施は決して簡単ではなく、一部の使用者がストを切り崩して評判を落とそうと威嚇だけでなく脅迫も含めた圧力を加えた。それでもさまざまな部門や企業の労働者が合流し、スペインの労働者の雇用と社会権のさらなる削減を狙った政府の労働改革を全員一致で非難した。
スペインの組合は経済活動を拡大して失業を減らす方法に関する代案を持っており、使用者団体だけでなく国会の議長や政党グループにも提示することにしている。この点で組合は国会議長に対し、100万人以上が署名し、2011年6月にCC.OOとUGTが提示した人民立法案の発表を急ぐよう要求している。
同時にCC.OOとUGTは、護民官組織に労働改革案に対する申し立てを行い、スペインが批准したいくつかの国際労働機関(ILO)条約に違反して労働改革を押し付けようとしているスペイン政府をILOに正式に提訴する。
[2012年4月1日 アレックス・イワーノウ]
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