メキシコの裁判所、ナポレオン・ゴメスを鉱山労組書記長として承認
最高裁判所が組合に有利な判決を下した。これにより政府は、ナポレオン・ゴメスを書記長として公式に承認しなければならない。
メキシコ:
メキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)が同労組書記長のナポレオン・ゴメス・ウルティアに代わって起こした訴訟で、メキシコの最高裁判所は2012年5月2日、組合側に有利な判決を下した。
これにより労働社会福祉省は、ナポレオン・ゴメス・ウルティアを合法的に選ばれた同労組の書記長として承認し、それに応じて公式の承認書を発行しなければならない。
フェルナンド・ロペスIMF書記次長とホルヘ・アルメイダIMFラテンアメリカ・カリブ海地域書記がAFL-CIOのロレーヌ・クリューワー、USWのベンジャミン・デービス、医師のカルロス・デル・ブエンおよびオスカル・アルサガとともに傍聴する中、裁判所は判決を言い渡した。
同労組は2008年5月にナポレオン・ゴメスを書記長に任命したが、労働省は組合規則の違反だと申し立て、選挙の有効性を認めなかった。ゴメス・ウルティアはカナダに亡命し、国家検察当局は連邦裁判所に対し、不法に取得した資金5,500万ドルの犯罪的利用の容疑でゴメスの逮捕令状発行を要請した。今年4月末にゴメスに対する最後の逮捕状が取り消された。
IMFはこの勝利についてメキシコの鉱山労働者全員を祝福する、とホルヘ・アルメイダは述べた。
[2012年5月3日 バレスカ・ソリス]
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