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プラハで10万人以上が街頭デモ

2012年4月21日、労働組合員と市民社会組織代表がプラハのベンセスラス広場に集まり、現在の反社会的改革に抗議して政府退陣を要求した。

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チェコ共和国: 政府機構の改革に反対する4月21日のデモには10万人以上が参加し、1989年11月以来の大規模な反政府デモとなった。このデモは、ボヘミア・モラビア労働組合連盟(CMKOS)、独立労働組合連合(ASO)、市民社会組織、IMF加盟組織OS-KOVOを含む労働組合の代表が計画した。

デモ参加者が掲げる組合旗や横断幕には、「政府を止めろ」「政府と大統領は国民の恥」「愚かな資本主義、愚かな政府、愚かな削減」といったスローガンが踊っていた。組合は政府に対し、要求が満たされなければ、ゼネストも含めて、より過激な抗議行動を組織する用意があると警告した。

全国から集まったデモ参加者は、政府に緊縮政策の放棄と退陣を強く促した。チェコ共和国の近代史上、労働組合と市民社会組織が共通の共同行動に合意するために一堂に会したのは今回が初めてである。

[2012年4月25日 チェリッセ・フレドリクス]