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IMFとフォードが国際協約を締結 IMFとフォードは4月25日にデトロイトで国際枠組み協約(IFA)を締結した。この協約は非欧州系自動車会社との最初のIFAである。 これは非欧州系自動車会社と締結された最初のIFAであり、世界の自動車部門における労使関係の重要な進展である。 「IFAによって、企業は『本国』においてのみならず進出先のすべての国々でも、基本的な人権・労働権に責任を負う。加えて、この点が非常に重要だが、企業はサプライヤーにも同じ原則に従うよう要求する。これによって私たちは、これらの権利が尊重されていない国々においても、現地の人々の生活・労働条件改善を達成することができる」とヘルムート・レンゼIMF自動車産業部会担当部長は強調した。 同時にフォードは、「フォード世界情報共有委員会」にも同意した。このフォーラムでは年1回、世界中のフォード現場から労働者代表と労働組合員が集まり、情報を共有したり相互援助について議論したりすることができる。 この年次会合では経営側との会議も開かれ、経営側が参加者に会社の現状や投資計画、労働者と職場に影響を及ぼすその他あらゆる問題について情報を提供する。また、現地で解決されていない案件を本社経営陣に提起する場でもある。 アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ブラジル、南アフリカのフォード主要工場から集まった労働者代表は、会社の費用負担で4月24〜25日に初会合を開いた。そのほかにヨーロッパとインドの代表も出席し、いずれはフォードの全生産工場の労働者代表が委員会に参加することが期待される。 「これは、世界中のフォード工場で働く労働者同士の国際協力と相互援助における重要な前進だ」とボブ・キングUAW会長は述べた。 フォードとのIFAと情報共有委員会に関する協約はIMFウェブサイトで読むことができる。 関連リンク: Ford International Framework Agreement (pdf) [2012年4月30日 ヘルムート・レンゼ]
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