ボルボ・ブラジルでスト
ボルボとの賃上げ交渉が行き詰まり、大クリティバ金属労組は無期限ストを指令した。
ブラジル:
賃上げ交渉が行き詰まったあと、5月15日(火)午前にブラジル・クリティバのボルボで金属労働者約4,100人が無期限ストに入った。労働者は、IMF傘下の金属労連CNTM/FSに加盟する大クリティバ金属労組が開いた会議でスト実施を決定した。
労働者は経営側が提示した案を拒否した。ボルボは、先週提示した1万5,000ブラジル・レアル(7,850米ドル)の利益分配、6,000レアル(3,140米ドル)のボーナス、2.51%+インフレ率の賃上げを引き上げようとしない。金属労働者は、会社側が昨年と同じ利益分配とボーナスを提示していることに怒っている。
労働者は現在、最低1万8,000レアル(9,400米ドル)の利益分配を要求しているが、賃上げとボーナス、バウチャーをめぐる年次団体交渉の期限である9月まで待ちたいと考えている。
組合のセルジオ・バトカ会長は、会社側が昨年と同じ案を提示していることを批判し、「当組合は交渉したいと考えているが、ボルボが頑なな態度を崩さず、交渉しないことに決めた」と述べた。
[2012年5月16日 アレックス・イワーノウ]
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