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カナダでアスベスト圧力団体が解散

カナダ労働会議(CLC)の報告によると、アスベスト使用を促進するカナダ政府出資の圧力団体、クリソタイル研究所が活動を停止する。

カナダ:  カナダ労働会議の報告によると、カナダのアスベスト・メーカーの利益を求めてロビー活動を行うために1984年に設立されたクリソタイル研究所の解散が決定されるという大きな進展があった。連邦政府とケベック州政府が出資する同研究所は、アスベストは適切に取り扱えば安全に使用できると主張していた。

主要アスベスト生産国のカナダは、カナダ国民にとって危険であるとして国内でのアスベスト使用を禁止したが、バングラデシュ、インド、インドネシアといった発展途上国への輸出は続けている。

CLCは、カナダによるアスベスト生産・輸出全面禁止と、この産業の離職者向けの公正な移行プログラムを支持している。

世界保健機関(WHO)などによる公平な国際調査から、温石綿が安全ではなく、中皮種や肺癌、石綿肺症などを引き起こすことが明らかになっている。

IMFは、ずいぶん前からアスベストの生産・使用との闘いに加わっており、アスベストは安全に使用できない発癌物質だと主張している。2005年のIMFウィーン世界大会で、アスベスト全面禁止を促進する特別決議が採択され、アスベスト生産・使用反対キャンペーンが始まった。

最新の行動として、国際労働者記念日の前日である4月27日、IMFは国際建設林業労働組合連盟(BWI)およびインド・ケララ州の組合と共同で、ケララ州当局に州内でのアスベスト禁止を要求した。この行事は、昨年合意された連邦州アスベスト禁止アプローチに従ってBWIとIMFが共同で組織した。

関連リンク:
Indian trade unionists urge Government of Kerala to ban asbestos


[2012年5月14日 アレックス・イワーノウ]