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フォックスコン労働者の窮状に改善なし SACOMの最新報告によると、アップルの主要サプライヤー、フォックスコンにおける労働者の権利を取り巻く厳しい状況にまったく変化はない。 この報告書は、テリー・ゴウ・フォックスコンCEOの先ごろの発言に対する回答だ。同CEOは4月末に台湾を訪れた際、中国人労働者の前で「搾取工場のどこが悪いのか《と言い放ち、そのあと、法律に従っている限り搾取工場は標準的な働き方だと述べた。 IMFが支援しているGoodElectronicsネットワークのメンバーであるSACOMの報告書は、2012年3〜5月に鄭州と深?地域で170人の労働者を対象に行われた一連のインタビューに基づいている。インタビューの結果、職場では何の変化もなく、「フォックスコン工場では依然として労働権侵害が常態となっている《ことが分かった、と報告書は述べている。 フォックスコンは先ごろアメリカの公正労働協会(FLA)に加盟した。FLAは注目を浴びる調査を実施し、その結果をまとめた 報告書を発表して状況改善策を提言した。それにもかかわらず、特にSACOMは以下の結論に達している。 ●労働者はFLA報告書も改善措置案も知らない。 ●労働者は言論の自由を与えられていない。 ●労働者は結社の自由を与えられていない。 ●顧客のニーズ次第で超過労働を求められ、ときには月60〜80時間に達することもある。 ●労働者に「告白状《を書かせて読み上げさせたり、トイレ掃除をさせたりするといった屈辱的な懲戒処分など、今なお非人間的な扱いが広く見られる。 ●危険な作業環境と上十分な労働者安全衛生訓練 報告書『搾取工場はアップルとフォックスコンに利益をもたらすも労働者には益なし』全文を読むには下記リンクを参照:http://sacom.hk/archives/947 関連リンク: Previous news story: Foxconn suicides forgotten, back to business as usual?
[2012年5月31日 アレックス・イワーノウ]
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