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ユナイトがイギリスでIT関連雇用を守るために闘争

ユナイト・ザ・ユニオンは、英国事業で脅威にさらされている1,600人の雇用を保護するためにヒューレット・パッカードと交渉する。これに先立って同労組は、ITサービス企業CSCの強制レイオフを先送りさせ、社員が代わりの仕事を見つけるための時間を確保した。

イギリス: ユナイト・ザ・ユニオンは英国事業で脅威にさらされている最大1,600人の雇用を保護するために、2012年5月24日から ヒューレット・パッカードとの緊急協議を行う。

世界最大のパソコンメーカーであるヒューレット・パッカードは、2014年末までに全世界で2万7,000人の雇用を削減する。ユナイトは、イギリスで働く従業員2万人の最大8%が脅威にさらされていると考えており、雇用を保護するためにありとあらゆる手段を用いている。

ユナイトでは、コンピューター・プログラマー、デスクトップ・サポート、ソフトウェア・エンジニア、ソフトウェア設計者など、約4,500人の組合員が同社で働いている。

これに先立つ5月16日にユナイト・ザ・ユニオンは、ITサービス企業CSCでスタッフの強制レイオフを先送りさせ、失職の危機にさらされた可能な限り多くの社員に別の仕事を見つけるチャンスを与えた。

同社は今、余剰従業員に別の仕事を見つけるために、他のIT企業に求職者の受け入れを求める取り組みも開始した。

CSCは今年、2回にわたって合計およそ1,100人の雇用を削減すると発表した。CSCの最初の強制レイオフ発表を受けて、4月19日にユナイトのCSC組合員が全国抗議行動を実施し、社員のために代替案を見つけさせるよう同社に対する圧力を強めた。

[2012年5月26日 アニタ・ガードナー]