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金属労協全体では、構成組合3,449組合のうち、要求組合が2,831組合、回答・集約組合1,422組合(50.2%)、集約組合1,194組合(42.2%)となっている。
現時点で賃金改善の獲得を引き出したと判断できる1,055組合のうち、660組合(62.6%)が賃金改善を獲得した。昨年同時期と比較して26組合増加し、比率では7.7ポイント上回った。現時点においては、大手組合のみならず、中堅・中小労組においても賃金改善の流れを拡大することができているものと受け止める。
定昇込み平均賃上げ額は、単純平均で4,994円(2006年同時期112円増)、加重平均で5,837円(同161円増)となり、2006年を上回る水準を獲得している。
一方、一時金の状況をみると、要求提出組合2,227組合のうち回答・集約組合は1,163組合、集約組合は1,019組合となっている。
このうち、年間5カ月以上の組合は、401組合(38.9%)となり、昨年同時期と比較して19組合(1.8ポイント)増加した。最低獲得水準の年間4カ月未満の組合は、236組合(22.9%)となり、昨年同時期と比較して26組合(2.5ポイント)減少することができた。また、前年実績を上回った組合は、613組合(59.6%)となっており、バラツキはあるものの、金属労協全体として一時金水準を改善することができたものと受け止める。
なお、業績連動方式による決定は184組合となった。
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