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集計登録組合(57組合)は、全ての組合が交渉を終結した。
賃金については、賃金改善を要求した55組合中54組合が回答を引き出した。単年度で集計可能な37組合の平均改善額は、1,026円、前年と比較できる34組合平均では69円上回り、昨年に引き続き獲得水準を引き上げ、賃金改善の流れを確かなものにすることができた。
一時金については、交渉で決定する32組合の全てで年間4カ月以上を獲得し、5カ月以上獲得の組合は22組合となった。昨年と同等または上回った組合は25組合となり、企業業績の回復を反映させた水準へと引き上げることができた。
時間外労働割増率については、41組合が要求し、具体的な前進回答は7組合であったが、殆どの組合で継続協議とするなど、長時間労働是正に向けて、一定の前進を図ることができた。
企業内最低賃金協定については、協定を締結している51組合中26組合で水準引き上げが図られ、22組合で別途協議の中で引き上げについて協議がされる。26組合の平均引き上げ額は1,375円で、前年と比較可能な23組合平均では昨年を305円上回った。なお、新たに3組合で協定締結に向けて別途協議する回答を得た。
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金属労協全体では、構成組合3,409組合のうち、要求提出組合が2,876組合、回答引き出し組合は1,539組合となっている。賃金改善の有無を判断できる1,231組合のうち、848組合が賃金改善を獲得している。前年同時期と比較して、獲得組合数が188組合増加し、比率では6.3ポイント上回っている。賃金改善額の集計が可能な721組合の平均は、1,079円となっている。
一方、一時金は要求提出2,219組合のうち、回答引き出し組合は1,097組合となっている。全体の平均月数は4.74カ月となっている。このうち年間5カ月以上獲得した組合は425組合(41.5%)で、昨年同時期に対し24組合(2.6ポイント)増加している。年間4カ月未満の組合は212組合(20.7%)で、昨年同時期に対し24組合(2.2ポイント)減少している。なお、業績連動方式により決定する組合は223組合となっている。
時間外労働割増率は、平日割増率引き上げ要求提出組合が679組合、休日割増率引き上げ要求組合が592組合で、平日の前進回答組合が26組合、休日の前進回答組合が38組合となっている。
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