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金属産業全体では業績にバラツキはあるものの、組合員の努力と協力により総じて回復基調にある。今次要求の賃金構造維持分の完全実施は、懸命な努力を続ける組合員の生活を守り、モチベーションを維持するためのギリギリの最低限の要求である。 |
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業績の適正な配分、賃金格差の是正や賃金制度のゆがみの是正を求める賃金改善については、自社の課題改善にとどまらず、景気と消費の底支えに寄与する姿勢をもって労働組合の要求に前向きに応えるべきである。 |
B |
一時金は生活の大きな柱であり、業績が厳しい中にあっても生活の維持を図れる水準の確保が必要である。 |
C |
ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、総実労働時間の短縮と時間外労働割増率の引き上げ、実効ある仕事と家庭の両立支援などが必要である。ワーク・ライフ・バランスの実現は仕事に対するモチベーションを高め生産性の向上をもたらすとともに、雇用の維持・創出や新たな需要の拡大にもつながるものである。 |
D |
企業内最低賃金協定締結・水準の引き上げによって賃金の底上げを図る事が必要である。協定締結の拡大と水準の引き上げは金属産業に働く非正規労働者の労働条件改善にもつながるものである。また、非正規労働者の受け入れに当たっての十分な労使協議が必要である。 |
E |
企業内労災付加補償は世間動向を勘案し引き上げを求めるものであり要求に沿った対応を求める。 |