ペルーがILO第190号条約を批准
2022-02-23
【JCM記事要約】
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2022年2月23日:ペルーは、ラテンアメリカでウルグアイ、アルゼンチン、エクアドルに次いで4番目、世界で11番目にILO第190号条約を批准した。
ペルーの労働組合は、仕事の世界における暴力とハラスメントに関するILO第190号条約の批准を促進するにあたって重要な役割を果たした。
いずれもインダストリオール・グローバルユニオンに加盟するペルーの全国繊維労連(FNTTP)と製造・関連産業労連(FETRIMAP)が、批准キャンペーンにかかわった。
ジェラルド・オロルテギFNTTP労働権擁護担当書記は言う。
「ペルーでは、職場のハラスメントはジェンダーだけでなく組合にも関係がある。組織労働者のハラスメントは、過度の作業負担、ビデオ監視による職場の厳しい管理、賃金に関する差別待遇の形で現れており、組合員が数カ月あるいは数年かかる場合もある合法的な団体交渉手続きに取り組んでいる一方で、使用者は非組織労働者に手厚い優遇策を進んで与えている」
仕事の世界における暴力とハラスメントは多くの労働者にとって日々の現実であり、ジェンダー平等とディーセント・ワークを妨げる障害となっている。インダストリオール・グローバルユニオンは、ジェンダーに基づく暴力と闘い、すべての人の尊厳と尊重に基づく仕事の世界を実現するために、キャンペーンを開始した。
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