使用者がスト権を攻撃
2023-11-06
2023年11月6日:インダストリオールは、6月のILO総会に先立って、スト権に関する基準設定を議題に盛り込むために、ITUCおよび他のグローバル・ユニオンとともに、使用者グループの提案に強く抵抗している。
スト権は結社の自由の主要部分であり、ILO第87号条約で保護されている。スト権は最後の手段だが、それがなければ、労働者・組合には使用者の経済・政治力に対抗して自分たちの立場を擁護する力がない。
国際労働機関(ILO)使用者グループと特定の政府は2015年、153カ国によって批准され、スト権を支持している結社の自由に関するILO第87号条約に異議を申し立てた。世界中の組合が、この基本的権利を守るために抗議したが、その後、スト権に対する攻撃が強まっている。
6月の第112回ILO総会に先立って、使用者グループは新たな提案を示し、スト権を「規制」するために第87号条約に議定書を添付するよう要求すると同時に、第87号条約がスト権を保護していることを否定している。
アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は言う。
「インダストリオールは、この案を決して受け入れない。使用者側の案は基本的に欠陥があり、拒絶しなければならない。ILOの憲章上の目標と任務は、労働者の権利を保護することだ」
「すべての労働者が享受・依存している既存の権利を取り消したり、無効にしたり、剥奪したりするための基準設定は、ILO憲章の目標・任務と組織の目的に反する」
写真:米国ペンシルベニア州エリーのワブテック労働者は今年7月、ピッツバーグの本社でストを実施