広報ニュース

第172号インダストリオール・ウェブサイトニュース

ベラルーシの組合員と連帯する4月19日行動デー

2024-04-09

2024年4月9日:2022年4月19日、ベラルーシ民主労働組合会議(BKDP)の20人以上の指導者・活動家が国家保安委員会に拘束された。その後、何人かは釈放されたが、その多くはいまだ獄中にあり、釈放された者も絶え間ない嫌がらせや迫害にさらされ、望ましくない人物のリストに載せられているため、適切な医療を受けたり、求職に応募したりすることが不可能になっている。


2022年7月18日、最高裁判所はベラルーシ民主労働組合会議(BKDP)とその加盟4団体(うち3団体はインダストリオール加盟)、すなわちベラルーシ独立労働組合(BITUまたはBNP)、ラジオ・エレクトロニクス労働組合(REP)、ベラルーシ自由労働組合(SPB)、金属労働者自由労働組合(SPM)の清算・解散を決定した。

結社の自由という正当な権利を行使した労働組合指導者を有罪にすることは、結社の自由の原則の侵害にあたる。労働組合の権利は、世界人権宣言、市民的及び政治的権利に関する国際規約、特に個人の自由と安全に対する権利、恣意的な逮捕・拘禁からの自由、意見と表現の自由、集会の自由、公正な裁判を受ける権利、労働組合の財産を保護する権利に関して謳われている市民的自由が完全に尊重されない限り、あらゆる意味を失う。

アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は言う。

「我々は、ベラルーシ当局に対し、平和的抗議行動や 争議行動への参加に関するすべての罪状を取り下げ、逮捕された労働組合員やすべての人権擁護者・政治犯を釈放し、独立した労働組合や人権尊重を求める個人に対する弾圧を停止することなどを含め、即時かつ無条件に要求する。」

インダストリオールは、ベラルーシの独立組合と民主主義を求める運動を公的に支援し続け、彼らが直面している激しい弾圧を非難するために、我々のグローバルな声を行使していく。

以下の行動のいくつかを実施しキャンペーンに参加するよう呼びかける:

– BKDP会長、ITUC副会長、ILO理事会メンバーであるアリアクサンドル・ヤラシュクを含む労働組合指導者との面会と解放を要求する書簡をベラルーシ共和国に送付し、大使館で行動する。

– 労働組合主義は過激主義ではないことを表明し、結社の自由と民主主義を求め、ベラルーシで投獄されている労働組合員の釈放を求める団体の指導者が参加する連帯メッセージを記録する。 私たちが再共有できるよう、各自のコミュニケーション・チャネルを通じてメッセージを共有し、インダストリオールのタグをつけてほしい。

– ベラルーシとの文化、経済、貿易、科学その他の国際協力分野を考慮に入れ、2023 年 6 月にILO 総会で採択されたILO決議の実施を要請する書簡を自国政府に送り、非強制送還に関する事項や他の国連・国際機関との関わりを含め、この点に関してすでに取られ た行動に関する情報を求め、投獄中の労働組合員との面会・解放のための外交努力を要求する。

– ベラルーシに関する使用者・政府との人権デューデリジェンス会議を開催し、ベラルーシ企業が関与するサプライチェーンや金融その他のビジネスサービスを分析し、違反に対処するための影響力を行使するための措置を講じる。

– ベラルーシに対し、ILO監視機関の勧告を尊重し、労働組合が政府ではなく労働者自身によ って所有・管理されることを確保するよう求め、ILO理事会が決定したとおり、ILO総会(ILC)の前に開催されるベラルーシに関するハイレベル・テーマ別会合に、三者パート ナーだけでなく、さまざまな国連機関の国家代表も参加するよう要求する。

ベラルーシにおける労働組合の権利と民主主義のための行動デー の一環として、4 月 19 日 9 時 30 分~ 11 時まで開催されるITUCとETUC共催のオンライン会議にご参加頂きたい。会議は英語とロシア語で行われる。

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