青年作業部会が世界青年委員会の設立を支持
2024-08-23
2024年8月23日:8月20日、インダストリオール東南・東アジア・太平洋地域青年作業部会(SEA2PAC-Y)のメンバーは、全会一致でインダストリオール・グローバル青年委員会の設立を支持する決議を採択した。
SEA2PAC-Y は決議の中で、世界青年委員会はジェンダー・バランスに配慮し、インダストリオール各地域の代表 4 名で構成されるべきであると表明した。この構成は、インダストリオール・グローバル青年特別作業部会が作成した青年方針案で提案されたものである。
同作業部会は、2021 年インダストリオール大会で採択された青年決議「未来は我々のもの、未来は今だ!」を再確認した。同決議は、インダストリオールとその加盟組合に対し、青年のビジョンの表現と地域・国際レベ ルでの青年代表のためのプラットフォームを認めるよう求めた。
SEA2PAC-Y 共同議長のジャン・フェイ・ダグマン氏は次のように述べた:
「ILOの『2024年世界青年雇用動向 』報告 によると、世界中の若年労働者の20~25%が臨時雇用労働者として働いている。報告書は、若年労働者は青年団体に加入し、声を上げることで自らを強化すべきだと結論づけている。労働組合は、若年労働者のための効果的なプラットフォームを作らなければならない。さもなければ、彼らはディーセント・ワークのために闘う他の組織に移ってしまうだろう。」
参加者は、東南アジアでは雇用不安が大きな課題であることを強調した。搾取的な使用者の中には、若い労働者を2~3年の試 用期間で働かせるところもある。労働組合は、下請け労働者は不安定な身分のため組織化が難しく、若年労働者は組合員であることを理由に解雇されている。
最後に、SEA2PAC-Yのジョナサン・クック共同議長は、オーストラリアの組合は労働運動強化の一歩として、より多くの若者を労働組合に加入させることに尽力していると述べた。同労組の調査によると、若年労働者の49%がオーストラリアの組合を認識しており、若年労働者の25%が来年中に組合に加入する見込みである。
「インダストリオールの行動計画は、組合をすべての労働者にとって有意義なものにするための変革的アジェンダを求めている。若手リーダーが作成した革新的な青年政策案は、まさに若者の視点からこの課題に取り組んでいる。彼らは世界の若年労働者の権利向上に貢献することにコミットしており、世界・地域レベルで明確化されることは、すべての人に利益をもたらす論理的戦略である」
サラ・フローレス・インストリオール青年担当オフィサーは言う。
【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/youth-working-group-backs-creation-of-a-global-youth-committee