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第183号インダストリオール・ウェブサイトニュース

インダストリオール、中東の即時和平を要求

2024-10-25


インダストリオール・グローバルユニオンは、中東における軍事的激化に対して強い憤りを表明する。この激化は極めて大きな人的損失を伴い、本格的な地域戦争の懸念を生んでいる。インダストリオールは、平和的手段、外交および対話を通して、イスラエル・パレスチナ紛争はじめ地域のすべての紛争の公正かつ永続的な解決策を改めて求めている。


インダストリオール執行委員会は5月、パレスチナ人に対するイスラエルの戦争を非難する決議を採択した。その後、ガザで殺害されたパレスチナ人が合計4万人を超え、ガザは貧困率100%に近い永続的な刑務所になり、ヨルダン川西岸は毎日攻撃を受け、平和的解決の望みが少しもない。

イスラエル、パレスチナ双方で、さらに多くの民間人が、今やレバノンとイランも巻き込んだ軍事行動から逃れざるを得なくなっており、食料や水、医療用品の不足を特徴とするただでさえ悲惨な生活条件がさらに悪化している。

アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長はこう述べた。

「私たちは労働組合として、すべての民族と国家の自決権のために決起する。私たちの運動は世界最大の市民社会運動であり、この状況の継続を黙って許すことはできない。それを許せば、労働運動史の汚点になるだろう」

「私たちは、すべての人民・国家の平和、公正、自由、平等の権利、民主主義、人間の尊厳および主権平等を支持する。即時かつ永続的な停戦を強く促し、すべての政府に対し、パレスチナ人を粉砕しようとするイスラエルの軍事的努力を後援するのをやめ、二国家解決の達成に集中するよう求める」

インダストリオールは他のグローバル・ユニオンとともに、独立パレスチナの実行可能な経済的未来を促進するために、国連安保理事会決議242および338の完全実施による公正で持続的な平和を一貫して要求している。インダストリオールは5月、他のグローバル・ユニオン7団体ならびに国際労働組合総連合とともにパレスチナに赴き、ヨルダン川西岸とガザの組合との連帯を表明した。

代表団は次のように明言した。「この大変な時期にパレスチナの労働組合・労働者と連帯する。ガザの人々が直面している重大な人道危機を深く憂慮しており、パレスチナ人、イスラエル人および世界中の人々を支持して平和と平等、公正を求める」

写真:2023年11月27日、ガザ地区北部から南部に逃れるパレスチナ人の家族

Ⓒ UNRWA photo by Ashraf Amra

【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/industriall-calls-for-peace-amid-intensifying-conflict-in-middle-east

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